声優にボイトレって必要なの?メジャー声優を育てるボイストレーナーがお答えします

誰でも思い通りに歌うことができる!
サクセスボイスの岩谷翔です。

さて、本記事では・・・

「声優になりたいけど、ボイトレってやった方がいいの?」

「ボイトレって歌手がやるイメージなんだけど・・・」

「ボイトレを調べてもいっぱい出てきてなんだかよくわからない・・」

こういった悩みに答えます。

声優という職業は、昔は「演技はうまいけど見た目としての華がない人がやるもの」というイメージが業界にはありました。

ですが、今の時代ではもはや総合職ともいえるような人気職業になってしまいました。

もちろんその分売れたら人気も爆発的に出るのが声優です。

では、そんな声優にボイトレが必要な理由を解説していきます!

目次

声優にボイトレが必要な理由①:歌手以上に歌が求められているから


現在、声優のオーディションで最もよく言われるのが

「あなた、歌はちゃんと歌えますか?」

という質問です。

なぜなら、レコード会社が声優事務所を持っているパターンもあり、水樹奈々さん以降は「声優兼歌手」のような人がかなり増えました。

それにともなって当然知名度も人気も昔とは比べ物にならないほど大きくなったためです。

実際問題、僕もプロの声優さんを指導していますが歌えなかったら仕事がない!というくらいの状態だそうです。

ですので、今の時代では「プロの声優」を目指すのであれば、歌えなければならないのです。

当然、

「いやいや、でも声優で歌を歌っていない人もいるじゃん!」

「歌なんて声優の仕事とはあまり関係ないんじゃない?」

という意見もあると思います。

時代の流れと言ってしまえばそれまでですが、今の時代では声優は表方なんですね。

実際、アニメの主人公の声優さんがエンディング曲を歌っていたりすると、視聴者としてはやはりグッと来るものがあります。

そんな中、当然業界としてはアニメを売りたいし、そのタイアップの曲も売りたい。

だから視聴者に好評な戦略をとることになります。

結論、歌が歌える声優を主役に抜擢したほうが、今後の売上の期待値も高くなる。

よって、声優には歌が求められている時代なのです。

声優にボイトレが必要な理由②:演技の幅が広がるから

声優の場合、演技の幅がかなり重要です。

例えば「石田彰さん」のような方。

男性なのに女性キャラを演じることができる、そういう特徴があるとオーディションにも通りやすいんです。

考えるまでもないかもしれませんが、例えば「声色」だけで考えてみても、

  • 10種類の声色が出せる声優さん
  • 3種類の声色が出せる声優さん

当たり前ですが、前者のほうがいいですよね?

歌手の場合、ピンポイントで独特な声や歌い方、はたまたビジュアル、キャラなど、1つ突出した何かを持っている人のほうが強いんですが、声優の場合は逆なんです。

なぜかというと、あくまでアニメやゲームの「キャラクター」が表方だからです。

(とはいえ、前述したとおり声優自身も表方という見方もできるのは事実です)

声色に限らず、ボイスサンプルを作る際にもかなりボイトレは重要です。

ボイトレが必要な理由③:喉を傷めにくくする必要があるから

どういうことかというと、声優は歌手以上に声を酷使する職業です。

例えば以下のとおり。

歌手:楽な発声で軽やかに歌うことが目的
(実際問題ボイトレをしていなくてもデビューできている人もいます)

声優:叫んだり喉に無理をかける動きが出てくる

このように、自分の本来の軽やかじゃない声を使わなきゃいけないことの方が多いんですよね。

なんなら、その声で歌わなければならない状況もあります。

もし、ワンピースのルフィが歌う曲があるなら、田中真弓さんはルフィの声で歌を歌わなければなりません。

当然、田中真弓さんの本当の地声はルフィなワケがありません。

一般的なシンガーと比べると圧倒的に声帯に負担がかかる可能性があるんです。

喉を痛める可能性としてはシンガーよりも声優のほうが多い

なぜ、痛んでしまうのか?

これ、とてもシンプルで基礎能力が低い人が喉を痛めます。

わかりやすい例でいうなら、走っててすぐバテてしまうのと一緒です。

運動をまったくしていない人が、急に走り込みなんかしたら筋肉痛になります。

なぜなるのか?

基礎能力が低いからですよね?

ちゃんと毎日ランニングや筋トレを続けているアスリートのような人は、走り込みをしたって身体は痛めません。

声もまったく同じ。

発声筋」を鍛える必要があり、ボイストレーニングが重要になってきます。

ボイトレが必要な理由④:長く喋れるようになる必要があるから

どういうことかというと、収録時間の問題です。

レコーディングで考えると以下のとおり。

歌手:長くても2〜3時間。
仮に終わらなくても必ず休憩をはさみます。

声優:丸一日収録することがあります。

なぜこれほど時間に差が出るかというと、そもそも収録する声の多さです。

「歌」と「映画」の違いなんかをイメージすればわかりやすいかもしれません。

歌であれば3〜5分程度の曲がほとんどですが、映画の台本を最初から最後まで読んだとしたら、大体2~3時間というレベルになります。

(しかも途中途中で叫んだりしなきゃならないという・・・)

当然、それ相応な筋力が必要なことがわかると思います。

前述したとおり、筋力をつけるには「発声筋」を鍛える必要があります。

あなたも一度は筋トレをやったことがあると思いますが、腕立て伏せや腹筋も、負荷をかけずにやるのと重い負荷をかけてやるのとでは、筋力の付き方も全然違いますよね?

ボイトレも同じで、シンガーがやっているような一般的なボイトレだけではダメで、結構ハードなのをやらないといけないんです。

ボイトレが必要な理由⑤:見た目も変える必要があるから

冒頭の方でも触れましたが、今や声優は、タレント以上に見た目が重要なんです。

週刊少年ジャンプなんかでも

「〇〇がアニメ化決定!」

みたいな紹介ページがありますよね?

そこには、必ずと言っていいほど主要の役どころの声優の「写真」が一緒に載っています。

なんなら、アニメがあまり人気がなくても

「なんと声優の〇〇さんが主役!」

という売り出し方をしているアニメだって少なくありません。

つまり、本当のボイトレとしては体型維持も計算してやっていかなければならないのです。

そうなると、ただ単に声出しだけしているのではなく、総合的にちゃんと身体を整えていく必要があります。

そのため、専門の人に教われるボイストレーニングをやったほうが効果的、ということです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

ひと昔前では、声優は「演技はうまいけど見た目としての華がない人がやるもの」というイメージが業界にはありました。

しかし今の時代では

  • タレント以上に見た目を求められ
  • 役者以上に幅の広い演技を求められ
  • 歌手と同じくらい歌を求められる

・・・こんな総合力が求められているのが今の声優です。

余談ですが、昨今声優を潜在的に目指している人間は約20万人います。

一方でミュージシャンは10万人ほどと言われています。

ここまでお話したとおり、声優は様々な条件を求められる職業なのに、なんとミュージシャンの2倍以上の人が声優を潜在的に夢見ているんです。

これ、正直かなり過酷な世界といえるでしょう。

そうなってくると、あなたが声優になるためには“武器”を作らなければならないんです。

しかし・・・!!

「本当のボイトレの必要性」というものに気付いて活動している声優志望の人って、実はかなり少ないんです。

ぶっちゃけ、声優さんってプロ意識はあるけど、このあたりが甘い人ってめちゃくちゃ多いです。

しかしあなたはこの記事を読んだことで、今、それに気付くことができたと思います。

ぜひ、誰よりも早く、今のうちから本格的なボイストレーニングをやるための第一歩になればうれしいです。

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それではまた次の記事でお会いしましょう!
Let’s Training!

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