録音した自分の声を好きになる方法

『自分ってこんな変な声なのか・・・』

初めて録音された自分の声を聞いたとき僕はそう思いました。

昔、ワークショップなどで「自分の声が嫌いになる理由」というテーマで話したところ、非常に多くの方から「自分も!」と反響をいただいたことがありました。

実際、上手・下手ということ以前に、録音した自分の声に違和感を持つ方は非常に多いです。

最近ではテレワーク推進の影響で、ネット会議をする方も増えてきていますよね。

録画した会議を後から見返した時に自分の声の印象にショックを受ける方も多いようです。

もしこの記事を読んでいるあなたもそう感じたことがあるのであれば、今回のテーマは重要です。

録音された自分の声が好きになれる答えをお伝えしましょう。

目次

自分の声を好き(もしくは嫌い)な理由

以前、一般の方は、自分の声に自信がない方が多いというデータの話をしたことがあります。

では、プロシンガーはどうでしょうか?

さすがに人前で歌うほどなので自信満々だと思いますか?

それとも一般の方と同じように、自信のない方は多いのでしょうか?

経験則でお話ししますが、
僕が出会ってきたプロの歌手は皆、自分の声が大好きです。

正直うるさいぐらいずっと歌ってます。

『好きこそ物の上手なれ』という言葉が表す通り。

自分の声を好きなことは、人前で歌うには重要なポイントです。

自分が嫌いな声を人に好きになってもらうのは難しいですからね。

では、この好き嫌いを分けるのは何でしょうか?

答えは【声の振動法の違い】にあります。

自分が聞いている自分の声は骨伝導
他人が聞いているのは空気振動です。

この振動の違いが違和感の正体になります。

以前サクセスボイスでは、「自分の声は好きですか?」という内容でアンケートを行いました。

そして

「自分の声が好き」
「好きになってきた」

と答えた50人の声を録音させてもらい、パソコンで分析したことがあります。

すると分かったのが、
ほぼ全員の方が空気振動と骨伝導の周波数のギャップが少ない傾向にありました。

またそういう方は、「良い声だ」と他人から声を褒められる経験をしたことがありました。

ここから分かることは
空気振動の声と、自分自身が聞いている骨伝導の声、この2つを近づければ自分の声が好きになれるということ。

それだけでなく、他人からも好印象な声になりやすいということです。

声のギャップを埋める方法

では、どうすれば声のギャップを、埋めることができるのか?

答えは『咽頭共鳴』です。

実は骨伝導に含まれ、空気振動で失われる周波数の大半は咽頭共鳴で補えます。

咽頭共鳴は声の質を決める非常に重要な共鳴になります。

「声が軽い」
「声が気持ち悪い」
「声が細い」

などという悩みはこの共鳴を使うとたちまち良くなるのです。

生活の中でもよく使う共鳴なので、レッスンで教えたらすぐできる方も多い共鳴です。

しかし、中にはうまく鳴らせない方もいます。

原因は咽頭や舌骨周りの筋肉が凝り固まってること。

意識的に動かせないでいる人がほとんどなのです。

こうなると声帯も動きが鈍くなるので、様々な点で発声がしづらくなります。

僕自身、長年この視点には気付かず、無駄なトレーニングに時間をかけてきました。

その悩みの中で出会ったのが、咽頭周りへのアクティブチューニングです。

・頑張ってもうまく響かない
・声帯が閉じづらい
・健康なのに声が出しづらい

などなど

方法ではなく、根本的な課題を感じていたら、これは有効です。

なんせすぐに動くようになるので。

もしあなたが響きが上手く使えず、それにより違和感を感じているなら咽頭は大きなヒントでしょう。

是非注目してみてください。

共鳴を最速で習得する方法

咽頭共鳴に限ったことはないですが、いち早く共鳴を習得するためには

「共鳴ができている状態の声」を聴くのが非常に有効です。

今は機械の力を使って、あなたの声に特定の共鳴を加えた状態を再現して聴くことが可能です。

DTMをご存じの方であれば
「イコライザー」を触ったことがある方も多いと思います。

録音したあなたの声にイコライザーを通して特定の周波数を意図的に増幅させます。

すると、共鳴をさせた時のあなたの声の印象と近いものを再現することができます。

今回ご紹介した咽頭共鳴であれば、大体500~1kHzあたりを増幅させると、実際に出した時と近い印象になります。

もちろん、これを聴けたからといって一朝一夕でできるとは限りません。

しかし、正解の声を最初から知っているって重要です。

やみくもに練習するよりも、早く習得することができます。

ちょっと専門的なところになるので、難しい方もいるかもしれませんが、ぜひ試してみて下さい。

あなたの声を好きになってくれる誰かは必ずいる

さいごに1つお伝えしたいのですが、

咽頭共鳴がすぐにできなくても思い悩むことはありません。

なぜなら、実はあなたの嫌いなあなたの声は、他の誰かが好きになってくれる声かもしれないからです。

自分の感覚だけで、声の好き嫌いや価値を決める必要は本来はないんですよね。

だから、すぐにできなくても気にせず練習してみて下さい。

それよりも好きな歌を気持ちよく歌いましょうね!

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それではまた次の記事でお会いしましょう!
Let’s Training!!

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