ミックスボイスはできるのに高音が出ない?音域を広げるための対策

誰でも思い通りに歌うことができる!
サクセスボイスの岩谷翔です。

さて、今回は

「ミックスボイスでどのくらいの音域が出せるの?」

「ミックスボイスが出せるようになったけど音域が広がらない」

「なぜミックスボイスができるようになったのに音域が狭いままなの?」

こういった疑問、悩みに答えます。

目次

ミックスボイスで音域はどのくらい広がるのか?

ミックスボイスで出せる音域の範囲は、厳密に「ここまで出ます」というものではなく、人によって出せる音域は違います。

なぜかというと、ミックスボイスで出せる音域の範囲はその人の地声の一番低いところから、裏声で出せる一番高いところまでだからです。

例えばあなたが地声でE2、裏声でE5まで出せるのであれば、そこまでの3オクターブの範囲をミックスボイスで出すことができます。

なぜそう言い切れるかと言うと・・・

ミックスボイスというのは、裏声の状態に地声の成分が混ざった状態のことを指します。

だから、あなたの裏声で出せる範囲に地声成分を混ぜただけなので、今の裏声のマックスが最高音域ということになります。(さらにいうと、裏声は低い裏声もあります。)

なので・・・

ミックスボイスが出来ている(…と自負している場合も含む)のに全然音域が広がらないわ・・・泣

という場合、そもそもの音域が狭いんですね。

なぜなら冒頭でもお話ししたとおり、あなたが出せる裏声の範囲内でしかミックスボイスは音を出せないからですね。

例えが悪いかもしれませんが、人の音域はギターで例えるとフレット数です。

極端だけど、人によっては30フレットあったり、15フレットしかなかったり…みたいなイメージですね。

なので、高音をめちゃめちゃいい感じに鳴らすことができるエフェクターを手に入れたとしても、あなたがフレットの少ないギターだった場合は、高い音を出そうにも出せないですよね?

ということで、ミックスボイスでそれ以上の音域を出したい場合は、裏声を鍛える必要があります。

裏声の拡張ってどうやるの?

裏声の拡張に重要なのは、声帯の柔軟性です。

声帯っていうのは開け閉めの他に、曲げ伸ばしがあります。

声帯は甲状軟骨と輪状軟骨の間に格納されています。

で、声帯はゴムをイメージしていただけるとわかりやすいです。

ゴムって引っ張ったら音が高くなるのはイメージできると思います。

で、そのゴムをどれくらい引っ張れるか?っていうので裏声の範囲が決まってきます。

これが声帯の柔軟性です。

裏声の範囲を広げていくには、声帯の柔軟性を上げていくことが大切です。

で・・・柔軟性を上げるには、体を柔らかくするときと一緒で、少しずつ柔軟性を上げていく必要があります。

声帯の柔軟性を上げる一番簡単なやり方

声帯の柔軟性を上げるために誰でもできる簡単な方法を解説します。

あくびの際に高い音を出そうとする

普段あくびをする時に裏声が出ると思いますが、そのときに意図的に高い声を出そうとしてください。

これを続けるだけで徐々に伸びていきます。

このやり方のメリット:誰でもすぐに実践できます

このやり方のデメリット:効果を感じられない人もいます

なぜ効果を感じられない人がいるかというと、声帯が凝り固まり過ぎていて難しい人もいるためです。

なぜ、そもそも声帯が凝り固まるか?

ほとんどの場合、自分の声帯の柔軟性がどこまでなのかを認識できません。

なぜなら、ほとんどの人間は自分の発声の能力を100%使うと言うことをしていません。必ず制限をしています。

「これ以上やったら喉が痛くなるからやめよう」という意識が自然と働きます。

特にボイトレの知識を学んでいくと、発声の際に「楽して」とか「軽く」とか「響かせて」というように負担を抑えるような意識が強くなっていきます。

この状態が続くと、身体でいうところのストレッチをしていない状態で発声をし続けていることになり、肩コリと同じように声帯が凝っていってしまう場合があります。

声帯の柔軟性を上げるためにセルフでできることとして一番大切なのは、あくびで高音を出すことを根気よく続けることです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

ミックスボイスの習得自体は音域を広げるものではありません。

音域を広げるためにはミックスボイスのベースとなる裏声の範囲を広げることです。

音域を広げるために大切な「発想」は、声帯の柔軟性です。

音域が狭いのは、声帯が凝り固まっているから高音域が出せないという意識に変えてもらえたらうれしいです。

ただし・・・!

あくまでこれは声帯のことです。

裏声を安定させるためには、呼吸も重要です。特に呼吸は発声の土台となるものですので、安定していない場合は声帯よりも先にトレーニングするべきでしょう。

発声は声帯だけではなく、呼吸、共鳴、子音の4つのバランスで成り立ちます。

なので、そこを忘れずにトレーニングしていってくださいね。

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それではまた次の記事でお会いしましょう。
Let’s Training!

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